虫歯のイラスト
  • 2018.1.1

虫歯治療で歯の神経をとるか取らないかで歯の寿命が決まる!

永久歯は一度失ってしまったら、もう生えてはきません。
そこで、今、歯科医療での主流は削らない、抜かない治療です。
削ることで歯がダメージを受けるリスクが大きくなるからです。
特に歯の神経を抜くと、歯の傷みは早く、処置の時点では抜かずに済んだ歯も最終的には抜歯をせざるを得ない状態になってしまいます。
歯の寿命を長持ちさせるにはどうしたらいいのでしょうか。
虫歯治療の方法と歯がダメになってしまう理由について考えます。

まず、進行度によって虫歯治療は方法が異なります。
表面のみに虫歯が見られるケースでは、シーラントといって詰め物をする処置が行われます。
また最新の医療ではレーザーで処置を行うこともあります。
この段階では、自分が舌で歯に触ったときに滑らかではないなと気づくくらいで痛みは感じません。

痛みを感じるようになるのはいわゆる歯の神経に障るような状態です。
この段階ではまず、神経に対する処置をしてから、被せ物を作成していきます。
一般には歯の神経と呼んでいるところには歯髄という名前がついています。
歯髄には歯の栄養を司る働きがあります。
冒頭で触れたように神経を抜いてしまった歯が最終的に抜歯をしなければならないことになる理由はここにあります。
神経を抜いたことで歯に栄養がいかなくなり、いわば枯れ木のような状態になって、脆い割れやすい状態になってしまうからです。

栄養面だけではなく、神経を抜くということは痛みを感じなくなるので、一旦、被せ物をして処置を終了したとしても、その後、虫歯が進行していたとしても気づかない可能性だってあるのです。

歯を枯れ木の状態にしないようにするためには、歯髄切断といって菌に侵された部分だけを切り取って、あとは処置をして保存する方法があります。
これは保険適用です。
冒頭にも触れたように最近では、歯を保存するための虫歯治療があり、この場合は自由診療です。
精密根管治療と呼ばれるもので歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)を使うことで患部だけに焦点を当てた治療ができます。
使う薬剤や材料も保険診療では使えない有効性のあるものを使い歯髄を守ります。

このように、歯の神経をとるかとらないかによって、歯の状態が変わるため寿命に影響を及ぼします。
しかしながら、神経を抜いたからといってすぐにダメになるわけではなく、歯の寿命は個人差があり、2年くらいで抜歯しなければならない状態になる人もいれば、その後のメンテナンス次第で長持ちする人もいます。
要するに歯の神経を抜くとこういうことが起こりうるということをしっかりと把握し、ご自身にあった対処をしていくことが大切です。

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